マイホームは、多くの人にとって夢であり、人生の中でも大きな買い物の一つです。しかし、その過程で夫婦喧嘩に発展してしまうケースも少なくありません。
住宅展示場への来場者アンケートでは、約3割の夫婦が家づくりの過程で意見の衝突を経験したと回答しています。(SUUMO 住宅展示場来場者アンケート, 2022)
今回は、家づくりでぶつかりやすいポイント5つと、喧嘩を防ぐための対策を紹介していきます。
1. 予算
家づくりで一番大きな問題となるのが予算です。理想のマイホームを実現しようとすると、予算オーバーしてしまう可能性があり、どちらか一方の意見が通りにくい状況になりやすいです。
研究結果
- 住宅金融支援機構の調査によると、家づくりで夫婦喧嘩をした経験のある夫婦は約4人に1人です。その中でも、喧嘩の原因として最も多かったのが「予算」でした。(出典:住宅金融支援機構「家計調査(家計簿)」)
対策
- 家づくりを始める前に、二人でしっかり話し合い、予算を決めておくことが重要です。
- 住宅ローンや補助金制度などを活用することで、資金計画を立てましょう。
- 予算内で理想のマイホームを実現するために、妥協点を見つけることも大切です。
2. デザイン
外観や内装のデザインは、夫婦の好みが大きく分かれるポイントです。どちらかが妥協してしまうと、住んでから後悔してしまう可能性もあります。
対策
- インテリア雑誌や住宅展示場などで、二人でイメージを共有しておきましょう。
- 実際に住んでいる人の体験談を聞くのも参考になります。
- 最終的には、どちらかが譲歩する必要があるかもしれません。
- 二人で好きなデザインを共有し、共通点を見つけることが重要です。
- どうしても意見が合わない場合は、専門家に相談してみるのも良いでしょう。
3. 間取り
間取りは、家族のライフスタイルに大きく影響する部分です。家事動線や収納スペースなど、細部までこだわる必要があります。
対策
- 家事動線を考慮した間取りにすることで、家事負担を軽減することができます。
- 収納スペースは、多めに確保しておくことをおすすめします。
- 家族構成や将来の予定などを考慮した間取りにしましょう。
- 二人で家事分担について話し合い、家事動線を考えましょう。
- 収納スペースは、何をどこに収納するか具体的にイメージして決めましょう。
- 将来、子供が生まれたり、親と同居したりする可能性も考慮しておきましょう。
4. 設備
キッチンやお風呂などの設備は、毎日使うものなので、使い勝手やデザインにこだわりたいものです。しかし、費用も高額なので、予算との兼ね合いも考えなければなりません。
対策
- 実際にショールームに行って、使い勝手やデザインを確認しましょう。
- 費用対効果も考慮して、最適な設備を選びましょう。
- オプションで追加できる設備も検討してみましょう。
- 二人でショールームに行って、実際に設備を試してみることをおすすめします。
- 費用と使い勝手のバランスを考えて、最適な設備を選びましょう。
5. スケジュール
家づくりは、設計、施工、引渡しなど、様々な工程があり、スケジュールが長期間にわたります。スケジュールが遅延したり、変更が発生したりすることもあり、ストレスを感じやすいです。
対策
- 工期が長引くと、住み替えの時期がずれ込んだり、仮住まいの費用がかかったりすることもあります。
- スケジュール管理は、業者に任せっきりにせず、二人でしっかり確認しましょう。
夫婦喧嘩を防ぐためのポイント
家づくりは、夫婦にとって大きなプロジェクトであり、意見がぶつかり合うことも当然です。しかし、喧嘩をせずにスムーズに進めるためには、いくつかのポイントがあります。
1. コミュニケーションをしっかりと取る
家づくりを進める過程で、こまめに情報共有し、意見交換をすることが重要です。お互いの考えを理解し、尊重することで、喧嘩を防ぐことができます。
2. 妥協点を見つける
すべて自分の思い通りにすることは難しいので、どこかで妥協点を見つけることが大切です。どちらかが我慢しすぎると、不満が溜まって喧嘩に発展してしまう可能性があります。
3. 専門家に相談する
どうしても意見が合わない場合は、専門家に相談してみるのも良いでしょう。建築士やインテリアコーディネーターなどの専門家は、豊富な知識と経験に基づいてアドバイスをくれます。
4. 楽しむことを忘れない
家づくりは、人生の中でも貴重な経験です。二人で協力して、理想のマイホームを作り上げていく過程を楽しんでください。
まとめ
家づくりは、夫婦にとって大きなイベントであり、同時に大きなストレスにもなります。しかし、しっかりとコミュニケーションをとり、お互いの意見を尊重することで、喧嘩を防ぎ、スムーズに進めることができます。ぜひ、上記のポイントを参考に、二人で協力して夢のマイホームを実現してください。
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