子どもが自立心を持つことは、親にとって大きな喜びです。しかし、自立心を育てるためには、親が適切なサポートをすることが重要です。
そこで今回は、子どもの自立心を育てるためにやめる3つのことと、その科学的根拠についてご紹介します。
1. 過度な保護
子どもが小さい頃は、何でも親がやってあげたくなりますよね。しかし、過度な保護は子どもの自立心を阻害する可能性があります。
カリフォルニア大学バークレー校の研究によると、過度に保護された子どもは、問題解決能力や自己認識能力が低く、自立心が低い傾向があることがわかりました。
2. 失敗を恐れさせること
子どもは失敗を通して学ぶものです。しかし、親が失敗を恐れるあまり、子どもに挑戦させないことがあります。
オハイオ州立大学の研究によると、失敗を経験した子どもは、失敗を恐れない傾向があり、挑戦心や粘り強さが強いことがわかりました。
3. 自分でできることをさせない
子どもが自分でできることは、できるだけ自分でさせるようにしましょう。
ハーバード大学の研究によると、自分でできることをさせてもらった子どもは、自己肯定感が高く、自立心が強いことがわかりました。
具体的な方法
では、具体的にどのようなことをすれば、子どもの自立心を育てることができるのでしょうか。
以下に、いくつかの例をご紹介します。
- 家事の手伝いをさせる
洗濯物をたたんだり、食器を洗ったりといった家事の手伝いをさせることで、責任感や自立心を育てることができます。
- 自分で考えさせる
遊びや勉強のことなど、何でも自分で考えさせるようにしましょう。
- 失敗を恐れさせない
失敗しても大丈夫だと励まし、挑戦を促しましょう。
- 自分でできることをさせ
靴を履いたり、ボタンを留めたりといった、自分でできることはできるだけ自分でさせましょう。
まとめ
子どもの自立心を育てるためには、親が適切なサポートをすることが重要です。
過度な保護は控え、失敗を恐れずに挑戦させてあげましょう。
また、自分でできることはできるだけ自分でさせ、責任感や自立心を育てることが大切です。
参考文献
- Baumrind, D. (1991). The influence of parenting style on adolescent competence and substance use. Journal of early adolescence, 11(1), 56-95
- Dweck, C. S. (2006). Mindset: The new psychology of success. Random House
- Maccoby, E. E., & Martin, J. A. (1983). Socialization in the context of the family: Parent-child interaction. Handbook of child psychology, 4, 1-101
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