子どもにとって、食事は成長と発育に欠かせないものです。しかし、忙しい毎日の中で、栄養バランスの良い食事を毎日作るのは大変ですよね。
そこで今回は、子どもの食育に役立つ、栄養バランスの良い食事の作り方について紹介します。
1. 食事バランスガイドを活用しよう
まずは、「食事バランスガイド」を活用しましょう。食事バランスガイドは、私たちが健康な生活を送るために必要な栄養素を、どのくらいの量、どのような食品から摂取すればよいかをわかりやすく示したものです。
農林水産省のホームページでは、年齢や性別、活動量などに応じて、自分に合った食事バランスガイドを確認することができます。
食事バランスガイドのポイントは、次の5つの料理グループをそろえることです。
- 主食(ご飯、パン、麺類など)
- 主菜(肉、魚、卵、大豆製品など)
- 副菜(野菜、きのこ、海藻など)
- 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
- 果物
それぞれの料理グループの目標量を参考に、献立を立てましょう。
1~2歳児の1日に必要なエネルギー量は、900~950kcalくらいなので、1回の食べる量は大人の半分くらいが目安です。

3~5歳児だと、1日に必要なエネルギー量は1250~1300kcalくらいといわれています。

引用:https://www.educe-shokuiku.jp/news/child-care/yojishoku-balance/
とはいえ、子どもが小さいうちは好き嫌いは避けては通れないかと思います。この食べ物がだめでも、あの食べ物なら食べてくれるというものがあれば、栄養を摂るために食べてくれるものを選ぶというのもひとつの方法かもしれません。
2. 食材選びのポイント
食材を選ぶ際には、次の点に注意しましょう。
- 旬の食材を選ぶ 旬の食材は、栄養価が高く、味も美味しいものです。
- 彩りを意識する 赤、黄色、緑、白など、さまざまな色の食材を使うことで、見た目も栄養バランスも良い食事になります。
- さまざまな調理方法を試す 同じ食材でも、焼いたり、煮たり、揚げたり、調理方法を変えることで、味や食感が変わり、飽きずに食べることができます。
3. 子どもと一緒に料理を楽しもう
子どもと一緒に料理をすることは、食育にとても効果的です。子どもが好きな食材や料理を取り入れながら、一緒にメニューを考えたり、調理したりしましょう。
子どもと一緒にできる料理の例
- 野菜を洗ったり、切ったりする
- 卵を割ったり、混ぜたりする
- お米を研いだり、炊飯器に入れる
- テーブルセッティングをする
子どもが料理に参加することで、食材への興味や関心が高まり、自然と食事の大切さを学ぶことができます。
4. 食事の時間を楽しくしよう
食事の時間は、家族みんなで楽しく過ごす時間です。テレビやスマホを見ずに、会話しながら食事をしましょう。
食事の時間を楽しくするためのアイデア
- 食卓に花を飾る
- 子どもと一緒にテーブルクロスや食器を選ぶ
- 食事の後に家族で散歩に行く
楽しい雰囲気の中で食事をすることで、子どもは食事をより好きになるでしょう。
5. 焦らず、ゆっくり取り組もう
食育は、子どもが成長していく過程で、長い時間をかけて取り組むものです。最初から完璧を目指すのではなく、焦らず、ゆっくり取り組むことが大切です。
食育を楽しむためのヒント
- できないことを責めない
- 小さな成功を褒める
- 家族みんなで協力する
子どもと一緒に食育を楽しむことで、子どもは健康な食習慣を身につけることができます。
まとめ
子どもの食育は、親にとっても大切な課題です。今回紹介したポイントを参考に、栄養バランスの良い食事を作り、子どもと一緒に食育を楽しんでいきましょう。
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